プロップの基礎
プロップのプラン、どこで比べる?|形式・利益目標・DD方式・一貫性ルールの見かた
資金額や配分%より大事なのは、形式・利益目標・DD方式(固定/トレーリング)・一貫性ルール。どの業者でも自分で比べられる「軸の読み方」を図解で整理。
公開日:2026年7月12日
同じ「100万円チャレンジ」でも、業者やプランによって受かりやすさは全然ちがいます。
でも多くの人が見ているのは、資金額と参加費、あとは利益配分の%くらい。受かるか失格するかを分けているのは、実はそこじゃないんです。
このページでは、プランを比べるときに本当に見るべき軸を、順番に整理します。業者ごとの料金表は載せません(ルールはよく変わるので、最後は必ず公式で確認してください)。見るべき軸さえ分かれば、どの業者でも自分で比べられます。
軸①:挑戦の形式(1ステップ・2ステップ・インスタント)
大きく3つの形があります。
- 2ステップ:いちばん多い形。フェーズ1(例:+8%)とフェーズ2(例:+5〜6%)の2段階を通ると資金がもらえます。参加費は安めですが、通す関門が2つ。
- 1ステップ:関門は1つ。手早いぶん、DD(失格ライン)が厳しめに設定されることが多いです。
- インスタント(即時資金):審査なしで最初から本番。参加費は高めで、そのぶんルールも独特なことがあります。

どれが良い・悪いではありません。関門の数と、そのぶんのDDの厳しさは、だいたいトレードオフになっています。
軸②:利益目標(どこまで増やせば次へ進めるか)
各フェーズで「初期資金の何%増やせば通過か」という目標です。2ステップだと、フェーズ1が+8%前後、フェーズ2が+5〜6%あたりが一つの目安。
見落としがちなのが、利益目標と失格ラインの「比率」です。目標が+8%なのに1日の失格ラインが−5%だと、攻めと守りの幅がかなり近い。目標の数字だけでなく、失格ラインとセットで見てください。
正直、ここを比べずに「配分90%だから」で選ぶと、あとで苦しくなります。
軸③:デイリーDD(1日の失格ライン)
1日の合計損失がこの%に達すると、その時点で失格。−3%や−5%が一般的です。差が出るポイントが2つあります。
- リセットの時刻:多くはサーバー時間の0時にリセットされます。日本時間だと夏6:00・冬7:00、というように業者ごとにズレます。「日付が変わった」つもりが、まだ前日枠、という事故が起きやすい場所です。
- 含み損を数えるか:決済した損だけで判定する業者もあれば、持っているポジションの含み損まで、リアルタイムで数える業者もあります。後者だと、レートが一瞬振れただけで失格ラインに触れることがあります。

デイリーDDそのものの考え方は、デイリーDDで失格しない考え方で詳しく図解しています。
軸④:最大DD(固定型かトレーリング型か)
口座を始めてからの、累計の損失ライン。プラン選びで一番差が出るのがここです。
- 固定型(スタティック):ラインが最初の位置で止まったまま。口座が増えると、ラインとの間の余裕がそのぶん広がっていきます。
- トレーリング型:ラインが「これまでの最高到達額」を追って上がります。一度上がったラインは、もう下がりません。

基本は、トレーリング型のほうが厳しいです。手法を問わず。 固定型なら利益が乗るほど余裕が増えるのに、トレーリング型は増えた高値にラインが張りついてくるからです。
そのうえで、含み益までリアルタイムで数えるトレーリング型は、利を伸ばす人にさらに不利。含み益がピークを作った時点でラインもそこまで上がり、そこから戻すと、増えたはずのぶんで失格に近づきます。逆に、こまめに利確する人はピークが実現益なので、戻しの影響は小さめです。
同じ「−10%」でも、固定とトレーリングでは体感がまるで違います。プランを比べるとき、この一語(固定/トレーリング)は必ず確認してください。
軸⑤:一貫性ルール(1日で取りすぎてはダメ)
意外と見落とされがちで、しかも刺さると痛いのがこれ。
「1日(または1トレード)の利益が、総利益の◯%を超えてはいけない」というルールです。たとえば上限30%なら、総利益10万円のうち1日で3万円を超えて稼いだ日があると、その時点でルール違反。まぐれの一発合格を防ぐための仕組みです。
割を食いやすいのが、少ない回数で大きく取るスイング型。 2〜3日持ったトレードが決済日に大きく乗ると、その1日だけ利益が突出して、上限に引っかかります。

対策は2つ。
- 業者選びで避ける:一貫性ルールが無い、または緩い業者を選ぶ(この軸で最初から外す)。
- 利益を日でならす:ルールが「1日単位」なら、同じ日に2回に分けても同じ日の利益は変わらず効きません。散らすなら日をまたいで、が基本です。
なお、審査中に失格になる業者もあれば、出金のときだけ効く業者もあります。適用のされ方も業者差なので、ここは特に規約の確認を。
軸⑥:お金まわり(参加費・返金・配分)
- 参加費:資金額が大きいほど高くなります。
- 合格後の返金:初回の参加費が、合格後や初回出金時に返ってくる業者があります。実質コストが変わるので、配分%より先に見る価値あり。
- 利益配分:もらえる割合。90〜100%をうたう業者も増えています。ただし配分が高くても、DDや一貫性ルールが厳しくて到達できなければ意味がありません。配分は最後に見る数字です。
結局、どう選ぶか
「良いプラン」ではなく「自分の手法と相性のいいプラン」を選びます。目安は次の通り。
- 利を伸ばす・持ち越すタイプ → 最大DDは固定型、含み損を数えない方、そして一貫性ルールは無い/緩い業者
- こまめに利確するタイプ → 2ステップの利益目標も届きやすく、一貫性ルールの影響も小さめ
- 指標やニュースで持ち越すタイプ → デイリーDDのリセット時刻と含み損判定に特に注意
申し込む前に、この順で確かめておくと安心です。
- 挑戦形式は1ステップ/2ステップ/インスタントのどれか
- 各フェーズの利益目標は何%か
- デイリーDDの%と、リセットの時刻(日本時間で何時か)/含み損を数えるか
- 最大DDは固定型かトレーリング型か
- 一貫性ルールはあるか(あるなら上限%と、審査中か出金時か)
- 参加費は返ってくるか
プランごとのDDの測り方や禁止行為は、「うっかり失格」しないチェックリスト、1トレードのリスクとロットの決め方はロットは逆算で決めるにまとめています。
選んだあとは、挑戦中ずっとDDラインを意識することになります。下はKyzen FXのプロップモードのデモ画面です。

無料ベータ失格ラインは、見えていれば触れにくい
よくある質問
Q. 初心者はどの形式がいいですか?
Q. トレーリング型は避けるべきですか?
Q. スイングで一発で大きく取るタイプは不利ですか?
Q. ルールは変わりますか?